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障子をとおして

 

2014.01.08 / 第二回大東建託賃貸住宅コンペ 学生別賞受賞作品

自由な間取りをもつ賃貸住宅は多種多様な趣味に応じた空間づくりを許容し

住人はこの集合賃貸住宅でなければ生まれない日常を体験します​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

この賃貸住宅の住人は何も無い空間に障子を用いて自由 に間取りをデザインします。

障子の張り替えや自ら空間をつくることで空間への愛着 がわくでしょう 

住人の個性が表れる自由な間取りは、内部空間をつくる と同時に外部の環境をも引き込み、内部であり外部のよ うな曖昧な空間もつくります。 

集合賃貸住宅だからこそ生まれる環境と、障子だから可 能になる多様な空間。 これら2つのコンセプトがつくる中間の領域は、見る見 られる関係とともに日常的な人との関わりや新しい発見 を生み、人々の暮らしをより豊かにします。 

障子は程よく自然光を分散させ

部屋全体に柔らかな光を流します。

 

日常の風景をぼんやりと写し

内と外を曖昧になります。

 

街から見たこの賃貸住宅は

やわらかにもれる日常と光により

地域のあかりとなるでしょう 

住戸の個性は内部から外部へ。

そしてアクティビティへと繋がる 。

Plan 

12畳半、3面ガラス張りの空間。

障子フレームのストックは玄関で下駄箱に。 

外部に開くギャラリー。

 

 

障子の隙間を工夫する事で採光の調整。

 

 

障子フレームの重なりは棚となる。 

 

 

外の風景が見えたり見えなかったり。 

外角に相反する間取り。

 

 

障子と畳。

 

 

照明の光は柔らかく壁をぬける 

 

 

家族で暮らす。 

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